『雨ドイヘルメット』と他の雨どいカバーの違いと特徴は?

落葉よけには『ハッピー雨ドイ』の他に大別して2つのタイプがあります。

(1)ネット状のもの 

 
多種の物が市販されています、価格も様々です。
しかし、その効果は、しばらく効果があるが長く続かない。落葉が引っ掛かり落ちていかない。結局、掃除が必要ご指摘の通り掃除の時邪魔なので取り外したなど多数の意見が寄せられています。板金業者では、お客様に薦めないと言われる方が大半です。

(2)スリット状のもの

 
使用例は少ないと思います。
しかし情報は寄せられています。落葉対策として多少の効果はあるが落葉が入らない訳ではなくトラブルを起こすと整備が大変もう懲りた等(板金屋の証言)。ただし有効期間はネット状のものより長い(2~3年?)。
同じ様な意見がユーザーの方からも寄せられました。

 

『ハッピー雨ドイ』・『雨ドイヘルメット』の特徴

  1. 出来るだけ穴をあけずに雨水をとる。 溝の中に取水穴を設ける。(異物進入防止)
  2. 太陽光をカットする。(中で植物が育たない。雨樋の劣化を防止)
  3. カバー上面をフラットにして落ち葉などを自然落下させる。(屋根の雪もスムーズに落ちます。)

この条件で雨どいに落ち葉が入ることはほとんどありません。仮に取水穴から進入したサイズの異物であれば雨水で押し流して行くので雨どいがトラブルを起こす事は、ほとんどありません。砂なども植物が育たなければ雨どいの自然清掃作用が期待できます。
なお落葉が降り積もる場合でもカバーの上面がフラットなので払い落とすだけで簡単です。しかし、随分落葉のひどい所で掛けてきましたが実際自然落下もスムーズなので掃除は必要ないとの話で今の所掃除したとの声は聞いておりません。

 

これで本当に雨がとれるの?

一番多い質問です。90%以上の方が疑問に思われる様です。
『雨ドイヘルメット皆伝』には1m当たり20リットル/分の取水能力があります。これは屋根の流れの長さ10mとして120mm/時の雨量に相当します。10m以上の屋根は、住宅ではめったになく、また50mm以上の雨もめったにありません。
実際これだけの雨を取水しますと、余程大きな雨どいでなければ、雨どいがあふれます(タテドイ間隔により変わります)。現実に小学校の体育館、寺院、神社、福祉施設、図書館、公衆トイレ、など大きな屋根にも使用されています。
※豪雨の時には、雨水が屋根を走り、軒先の雨樋を飛び越えている場合があります。いずれも、『雨ドイヘルメット皆伝』の問題ではなく、雨樋の施工計画からやり直す必要があります。


1時間あたりの雨量


雨量の見方


15mm以下


通常の雨


よく降る雨と思っても10mm程度


15~20mm


強い雨


地面に水たまりが出来雨音で話が聞き取りにくい


20~30mm 


大 雨


大雨注意報や小川の氾濫などがある。どしゃぶりの雨


30~50mm


豪 雨


バケツをひっくりかえしたような雨。 被害が出る


50mm以上


非常事態


災害に注意! 雨樋どころではない!

※50mm以上の雨はめったにありません。 雨樋どころではなく、災害の対策や注意しましょう!

 

松葉や粒の様な実が『ハッピー雨ドイ』の溝や穴を詰まらせるのでは?

当社の実験でもハッキリとした答えは出しにくいところです。 実際過去10年間の実績では詰まることはないのですが、松葉は落下しない場合もあります。
『ハッピー雨ドイ』の上に松葉が積っていても雨水取水機能は発揮します。 
必要あれば、『ハッピー雨ドイ』の上面がフラットなので簡単に掃き落とすことができます。
横浜の方で、松葉に有効?心配とのことでしたが、雨ドイヘルメットを取り付けて10年問題ないとのことです。

 

屋根の谷に集中する雨水排水について

谷を有する屋根では雨水が雨どいを飛び越えて雨音や、雨水の跳ね返り等で建物や庭を傷めるトラブルが発生します。『谷ドレーン・軒ドレーン』はこのトラブルを解消します。

『谷ドレーン』は谷樋の先端に取り付けて集中する雨水を確実に雨樋に導入します。

『軒ドレーン』は同様に雨水の集中する軒先に取り付けて雨水排水処理します。
落ち葉や積雪に強いメンテナンスフリーの谷排水処理器です。

欠陥住宅と住宅品質保証(参考)

日本の住宅の平均寿命は、欧米各国よりも、短いといわれています。
日本…28年、米国…45年、英国…75年

欠陥住宅とは、何を指すのでしょう?

常識的には住むのに不都合な部分、天井、床、壁、台所、風呂、便所、建具などを思い浮かべますが、法律では、新築住宅の基本構造部分について保証が義務づけられています。

  1. 構造耐力上主要な部分(基礎、柱、梁、床、屋根)
  2. 雨水の浸入を防止する部分(外壁、屋根の仕上げ、下地、開口部)について10年間の間に斑症(欠陥)が認められると、施主は損害賠償請求が出来ます。「雨どい」は対象外です。

法律に関係なく良質の住宅を長持ちさせる事は、社会資産を充実させ将来の環境問題や町の景観など住宅は、住んでいる人の保守管理が必要です。これは、持ち主の責任です。あたりまえの事ですが住人の方が危険で保守管理が困難な雨どいは、法律の対象外になっています。このため工務店、ハウスメーカー(大手ハウスメーカーも含めて)設計者は外観に配慮されていますが、雨どい保守管理について無関心です。しかし、頻繁にトラブルを起こす雨どいの保守管理を施主に期待するのは酷です(雨どいの故障は、住宅の寿命を短めます)。現実問題としてこの危険な作業を施主の負担にすることは、問題です。
私達の提案は「安全・安心かつ快適」な住まい造りのため新築、増改築に安心住宅のメンテナンスフリー雨ドイを取付ける事をお薦めします。
これは、あくまでも参考です。法律は、変わります。

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